風疹の感染を防ぐためにできることは?【先天性風疹症候群を防ぎましょう】

皆さんは風疹の抗体を持っていますか?
抗体があるか知らない方のほうが多いのではないでしょうか?

現在、関東を中心に風疹が流行っています。
風疹はワクチンで予防できる病気ですが、残念ながら流行っているんです。

風疹とは?

風疹は感染力がインフルエンザの5倍と言われるほど感染力が強く、潜伏期間が2-3週間あります。
場合によっては感染しても症状が出ないままという方もおられるようですので、知らず知らずのうちに風疹を広めているかもしれません。

症状でないかもしれないなら別に良いんじゃない?

そう思われる人がいてもおかしくはないと思います。
ぜひ、今日からその考えを改めていただきたいです。
その理由を今から説明します。

ホントは怖い風疹【先天性風疹症候群】

先天性風疹症候群という病気をご存知でしょうか?
ドラマにもなった漫画「コウノドリ」などでも取り上げられている病気です。

 

主に妊娠初期(妊娠20週頃まで)の妊婦さんが風疹ウイルス感染することによって、難聴・心疾患・白内障などの障害をもって生まれた赤ちゃんの病名です。その赤ちゃんは、その後発育の遅れがみられることがあります。

2013年に風疹が大流行しました。記憶に残っておられる方も多いと思います。
その流行に関連した先天性風疹症候群の患者数は45人と言われています。

今年はこれからどうなるのでしょうか。
2013年と同じような状況になってしまうかもしれません。

風疹を予防するには

基本的な予防法としては、妊娠の可能性がある女性に抗体がある、もしくは事前に予防接種をしておけばリスクは下げれます。
妊娠中にはワクチンが使えません。可能性が少しでもある人は絶対に抗体を持っているか確認をしておきましょう。

また、ワクチン接種後2ヶ月は妊娠を避けるようにしてください。
あとから後悔しても変わりません。できることはしておきましょう。

抗体を持っていても絶対にかからないというわけではないです。
何回予防接種をしても抗体ができない人もいます。
それでも、抗体ができない人と関わる人全員が抗体を持っていれば風疹の感染リスクは下げれます。

 

風疹のワクチンを接種するなら、風疹単独のワクチンではなく、MR(麻疹、風疹混合)ワクチンが勧められています。
風疹ワクチンを受けていない人は、麻疹ワクチンの接種回数も不十分で、麻しんに対する免疫も弱いことが多いからです。
以前に感染した人が接種しても、3回以上接種してもとくに問題はありません。

風疹なんて自分は関係ないと思った方へ

関東で流行しているからと言って、地方で、山陰で安心なんてことはもちろんないですよ。
毎日何人が東京から来てますか?本当の僻地でもないかぎり、毎日かなりの人数が空路や陸路であなたの近くに来ています。

 

あなたが風疹のワクチンを接種していれば、

  • あなたのご家族のお子さんが先天性風疹症候群にならないかもしれません。
  • 職場の同僚(男女問わず)のお子さんが先天性風疹症候群にならないかもしれません。
  • 電車やバスで近くにいた方のお子さんが先天性風疹症候群にならないかもしれません。

イメージしやすいようにこちらをご覧ください。

一人でも多くの人が抗体を持っていれば、妊婦さんを風疹から守れる可能性が上がります。

30代から50代の男性は風疹の免疫を持っていない可能性があります

現在風疹に罹っているのは特に30代から50代の男性が中心のようです。

風疹ワクチンは定期接種をしていない世代があります。
1979年の4月2日以前に産まれた男性と、1962年4月2日以前に産まれた女性です。
当てはまる人は風疹の抗体を持っていない可能性が比較的高いですが、高齢の方は自然感染などで抗体を持っている方も多いようです。

やはり特に注意すべきは30代から50代の男性です。

過去にワクチンを接種していたとしても、今でも抗体が残っているかどうかはわかりません

  • 風疹は感染力が高く、潜伏期間が長いので気づかないうちに広まります。
  • 運悪く妊娠初期の妊婦さんが風疹にかかってしまうと、お腹の赤ちゃんが先天性風疹症候群になり、心臓などに障害を持って生まれてくる可能性があります。
  • 風疹はワクチンで予防できる病気です。
  • 抗体を持っていない人は積極的にワクチンの接種をするようにしてください。
  • あなたがワクチンの接種をすることで、先天性風疹症候群の子どもが減るかもしれません。
  • 特に30代から50代の男性は感染しやすいです。

 

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