トピナの使い方や細粒の味、副作用や注意点について

てんかん治療薬「トピナ」は子どもにも使われることのある薬です。

使い方や副作用などの注意事項、トピナ細粒の味や飲み方などをまとめます。

トピナの種類と使い方・細粒の味

トピナはてんかん治療に使われる薬で、100カ国以上で販売されており、既存のてんかん治療薬で効果不十分な場合に追加で使われます。

粉薬(トピナ細粒10%)は、添付文書上2歳から使用できます(アメリカの添付文書も2歳からになっています)。

 

トピナには以下の種類があります。

  • トピナ細粒10%
  • トピナ錠25mg
  • トピナ錠50mg
  • トピナ錠100mg

通常、成人は50mg/回を1日1~2回から始め、維持量は200~400mgを1日2回に分けて服用(最大量は600mg)

子どもは1日2回で、1回1mg/kgから始め、2週間以上の間隔を空けて2mg/kg、以降は2週間以上の間隔を空けて2mg/kgずつ増量し、維持量は6mg/kgを服用(最大量は9mg/kgか600mgの少ない方)

 

トピナの原薬は苦いですが、細粒はフィルムコーティングされているので、さっと飲むなら苦味をほとんど感じないまま飲むことが出来ます。

もしトピナ細粒が飲ませにくいのであれば、何かに混ぜることを考えるのではなく、速やかに飲んだ後に口直しをするなどの対応をしたほうが良いでしょう。

食事により吸収が遅延する傾向はあるものの吸収率への影響はほとんどないため、多くの場合食前でも食後でも問題ないでしょう。

トピナの副作用・注意点

トピナの副作用報告としては、傾眠(うとうとする眠気)が最も多く、その他に体重減少や食欲減退、発汗減少などが報告されています。

眠気は2~3割程度は報告されており、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないようにとの注意がされています。

子どもは成人よりも腎・尿路結石、代謝性アシドーシス、発汗減少の報告が多い傾向があり、その点にも注意が必要です。

 

トピナと併用に注意する必要がある薬は少なくないため、お薬手帳や薬局を有効活用するようにしましょう。

カルバマゼピンなどの一部のてんかんの薬も相互作用が問題になることがあります。

インタビューフォームに記載のある薬は以下ですが、「等」とついているように、これだけに注意すれば良いわけではありません。

肝代謝酵素(CYP3A4)誘導作用を有する薬剤(フェニトイン、カルバマゼピン等)
中枢抑制薬(バルビツール酸誘導体等)
炭酸脱水酵素阻害剤(アセタゾラミド等)
リスペリドン
メトホルミン
ピオグリタゾン
アミトリプチリン
リチウム
ジゴキシン
ヒドロクロロチアジド
経口避妊薬
エチニルエストラジオール等
セイヨウオトギリソウ(St.John’s Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

 

なお、インタビューフォームにはカルバマゼピンとの併用について、以下の記載がありました。

カルバマゼピン単剤(300~800mg を 1 日 3 回)で治療を受けている部分てんかん患者 12 例に本剤(100、200、400mg を 1 日 2 回)を反復投与したところ、本剤の血漿中濃度は本剤単独投与時(400mg を 1 日 2 回)と比較して 40%低下した。

 

また、過量投与については、以下の記載があります。

痙攣、傾眠、精神障害、昏迷、激越、めまい、抑うつ、会話障害、代謝性アシドーシス、協調運動異常、霧視、複視、低血圧、腹痛等があらわれることがある。

どんな薬でもそうですが、過量投与にはならないように自宅での管理もとても大切です。

 

また、すべてのてんかん薬に記載がありますが、自殺企図につながらないように、精神症状に変化が現れたら速やかに医師に相談してください。

海外で実施された本剤を含む複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患等を対象とした 199 のプラセボ対照臨床試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約 2 倍高く(抗てんかん薬服用群:0.43%、プラセボ群:0.24%)、抗てんかん薬の服用群では、プラセボ群と比べ 1000人あたり 1.9 人多いと計算された(95%信頼区間:0.6-3.9)。また、てんかん患者のサブグループでは、プラセボ群と比べ 1000 人あたり 2.4 人多いと計算されている。

 

 

てんかん治療薬は総じて副作用や注意事項が多い薬です。

私の知っている範囲でも眠気に悩まされている患者さんは確かに多いですが、それ以外では問題なく続けれている方が多いです。

注意することは必要ですが、てんかんの治療もとても大切です。

しっかり治療して、発作を起こさないようにしていきましょう。