ネブライザーで使う吸入薬を一部抜粋【吸入ステロイド、β刺激薬、気道粘液溶解薬など】

ネブライザーで使う吸入薬を一部抜粋【吸入ステロイド、β刺激薬、気道粘液溶解薬など】

ネブライザーを用いて使用する薬液を一部ですが抜粋しました。

薬の種類ごとに分けて作成しています。

基本的に小児ぜんそくに関しての情報として書いています。

吸入ステロイド【ぜんそく予防】

ネブライザーを用いて吸入するステロイドには、パルミコート(ブデソニド)吸入液があります。

歳ぐらいになるとネブライザーを使わない選択肢を選びやすくなりますが、それまでの年齢の小児ぜんそく患者さんには使われることの多い薬です。

 

吸入ステロイドは、ぜんそく発作を起こさないように予防する目的で使用します。

指示されたとおり続けるようにしてください。

 

吸入ステロイドを使用する場合、飲み薬のステロイドと比較するとかなり少ない量で効果が出ます。
そのため、全身性の副作用の心配もかなり少なく済みます。

【ステロイド】という単語だけで過度な不安を持たないようにしていただきたいと思いますし、心配があればかかりつけの医師や薬剤師に納得行くまで相談しましょう。

 

パルミコートについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

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β刺激薬【ぜんそく発作を一時的に抑える】

ネブライザーを用いて吸入するβ刺激薬は、気管支を拡張してぜんそく発作を一時的に抑えることを目的に使用します。

ぜんそく発作を予防するための薬ではないのでご注意ください。

主にβ2刺激薬のメプチンやベネトリンを使うことが多いと思います。

メプチン吸入液

メプチン吸入液は、スポイトなどを用いて一回量を量り取るタイプと、吸入液ユニットという一回使い切りタイプがあります。

吸入ユニットの方が使用頻度は高いと思います。

メプチン吸入液について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

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ベネトリン吸入液

ベネトリン吸入液を使用する場合は、スポイトなどを用いて一回量を量り取る必要があります。

こどもの場合は一回0.1~0.3mL、大人の場合は一回0.3~0.5mL吸入が基本です。

メプチンもそうですが、ベネトリンも単独では吸入しません。

指示されたとおりの薬液や生理食塩水などと混ぜて吸入してください。

 

スポイトで取るタイプの吸入液全般に言えますが、過剰量にならないように注意してください。

特にβ刺激薬が過剰になるのは、副作用の面から考えて心配です。

アスプール

アスプールは分類としてはβ2刺激薬ではなく、β刺激薬になります。

ベネトリン同様、スポイトなどで一回分を取って使用します。

主に入院時に、「イソプロテレノール持続吸入療法」に用いられることが多いのではないかと思います。

気道粘液溶解薬:ビソルボン、ムコフィリン

ビソルボン(ブロムヘキシン)吸入液

私の勝手なイメージですが、病院で吸入する時によく使われている印象があります。

もちろん自宅で使うように処方されることもあります。

ビソルボン吸入液も、スポイトなどで一回分を量り取って使用します。

 

一時的に痰の量が増えたように感じることが多いですが次第に改善していきますので、自己判断で中止しないようにしましょう。

薬液のpHが低いため、混ぜるのに適していない薬液も多いです。

指示されていない他の吸入液とは混ぜないようにしましょう。

ムコフィリン吸入液20%

ムコフィリン吸入液は、軽い硫黄臭があるためか、あまり使用頻度は高くないようです。

気管を刺激することもあるとされています。

その他の吸入液

インタール(リノジェット)吸入液

インタール(リノジェット)吸入液は、アレルギーを抑える吸入液です。

最近は単独での使用は減ってきている印象があります。

インタール吸入液について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

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ボスミン外用液0.1%

アドレナリンの外用液で、クループ症候群やぜんそくなどに使うことがあります。

通常は、1回にアドレナリンとして0.3mg以内を5~10倍程度に希釈して使います。

吸入以外にも使用される薬です。

生理食塩水

ぜんそく患者さんが水道水などをネブライザーで吸入すると、気管支に刺激になることがあるので、吸入に使う場合は生理食塩水を使います。

自己判断で水道水やミネラルウォーターなどをネブライザーに使わないようにしましょう。

 

※加湿目的で水道水を吸入するためのスチーム式吸入器もあります。

吸入器とネブライザーでは粒子の大きさが異なります。

薬液を吸入する場合は、必ずネブライザーを使ってください。

 

ネブライザーにも種類はたくさんあり、ネブライザーの種類によっては適切でない薬液もあります。

ネブライザーの購入前には確認しておきましょう。

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