小児科調剤で迷うことまとめ【ラキソベロンは何滴分?年齢で量が変わる薬は?】

薬局で働いていると、どうしても受け付けた処方箋の診療科が偏ることがあると思います。
久しぶりの小児科の処方だと、「これどう指導してたかな?」とか「何歳から使えたかな?」となってしまうことは無いでしょうか。
私はあります!!(自慢するな)

私が小児科調剤でつい忘れてしまうようなことを、まとめてみました。

小児科処方をあまり受け付けることの無い薬剤師向けの記事という建前で作った、自分向けのまとめです。

年齢によって量が変わる子どもの薬(抜粋)

年齢によって量が変わる飲み薬

モンテルカスト(シングレア・キプレス)細粒4mg、チュアブル錠5mg

1歳~6歳未満:1回細粒1包 1日1回
6歳~:1回チュアブル錠1錠 1日1回

モンテルカスト全般については>>>モンテルカストの眠気などの副作用情報と飲み合わせにまとめています。

モンテルカストチュアブル「日本臓器」は美味しいヨーグルト味でおすすめです。

レボセチリジン塩酸塩(ザイザル)シロップ0.05%、錠

6ヶ月~1歳未満:1回2.5mL 1日1回
1歳~7歳未満:1回2.5mL 1日2回
7歳~15歳未満:1回5mL(錠剤5mg1錠) 1日2回

ザイザルについては>>>ザイザルシロップの味や飲ませ方と眠気などの副作用【ジェネリック熱望してます】にまとめています。

フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ)ドライシロップ5%、錠

6ヶ月~2歳未満:1回0.3g 1日2回
2歳~12歳未満:1回0.6g(錠剤30mg1錠) 1日2回
12歳~ :1回1.2g(錠剤60mg1錠) 1日2回

アレグラとジュースの相互作用については>>>アレグラ(フェキソフェナジン)の飲み合わせ【グレープフルーツだけでなく、りんご・オレンジジュースにも注意】にまとめています。

フェキソフェナジンドライシロップ5%「トーワ」は>>>フェキソフェナジンDS5%「トーワ」の味と基本情報をご覧ください。

オロパタジン塩酸塩(アレロック)顆粒0.5%、錠、ドライシロップ1%

2歳~7歳未満:1回0.5g(ドライシロップ0.25g)(錠剤2.5mg1錠) 1日2回
7歳~ :1回1g(ドライシロップ0.5g)(錠剤5mg1錠) 1日2回

オロパタジンのドライシロップ1%が「日本臓器」から発売されます。
規格が違うので、調剤時に注意が必要です。
ご注意ください。

オロパタジンドライシロップについては>>>オロパタジンドライシロップ1% 「日本臓器」の特徴・味・薬価など【苦味は少なめ】にまとめています。

セチリジン塩酸塩(ジルテック)ドライシロップ1.25%、錠

2歳~7歳未満:1回0.2g 1日2回
7歳~15歳未満:1回0.4g(錠5mg1錠) 1日2回

エピナスチン塩酸塩(アレジオン)ドライシロップ1%、錠

3歳~7歳未満:1回1g(錠10mg1錠) 1日1回
7歳~:1回2g(錠20mg1錠) 1日1回

アレジオンドライシロップについては>>>エピナスチン(アレジオン)の眠気などの副作用と注意点にまとめています。

ロラタジン(クラリチン)ドライシロップ1%、錠、レディタブ

3歳~7歳未満: 1回0.5g 1日1回
7歳~ :1回1g(錠・レディタブ1錠) 1日1回

年齢によって量が変わる外用剤

ツロブテロール(ホクナリン)テープ

6ヶ月~3歳未満:1回0.5mg 1日1回
3歳~9歳未満:1回1mg 1日1回
9歳~: 1回2mg 1日1回

ホクナリンテープの副作用やかぶれ対策は>>>ホクナリンテープの副作用:かぶれ対策と注意点にまとめています。

ドンペリドン(ナウゼリン)坐剤

3才未満:1回10mg 1日2〜3回
3才~:1回30mg 1日2〜3回

体重によって量が変わる薬の簡易的な計算方法

薬によっては、添付文書に記載があるので、そのとおりに計算すればいいですが、たまに載っていないものもありますよね。
そのような場合の計算方法についてです。

よく使われているのは、Augsberger式だと思います。

Augsberger式

小児量 = (年齢×4+20)÷100×(大人量)

これは、Crawford式という体表面積に基づいて小児用量を算出する計算式に近い数字が出るように考えられた式です。
電卓でパっと計算出来るのが良いですよね。

そしてそれを更にシンプルにした表もありまして、Von Harnack表です。

成人量を1とした時に、目安の年齢でどのぐらいの量になるのかをすぐに計算できます。

未熟児1/10
新生児1/8
6ヶ月1/5
1歳1/4
3歳1/3
7歳半1/2
12歳2/3

ちなみに、添付文書の小児量をシンプルに計算すると、大人量を軽く超えてしまうことがあります。
処方せんにそういう量が載ってる事もあるので見逃さない様にしっかりチェックしましょう!

そういう時に、Augsberger式でパッと計算できると安心できるので、メモしておくのをおすすめします。

目薬一本で何滴使える?保存できる期間は?

目薬は1滴0.05mL出るように設計されているので、5mlの目薬なら1本で100滴換算になります。

1回1滴でも溢れるぐらいの量が出るので、子どもが嫌がって暴れて上手く入らなくても、ある程度入っていれば大丈夫でしょう。
嫌な目薬をなんども繰り返して、さらに嫌になったほうが、治療上のデメリットは大きくなりそうな気がします。

 

目薬は無菌製剤なので、開封した直後から汚染の可能性が高まります
一度開封したら、1ヶ月程度しか使えないと考えておいたほうが良いと考えます。

 

子どもの場合は【目やにが続いたから】などの短期使用で終わるような使い方も多いので、「残ったらまた目やにが出たときに使えば良いや」と長期保管してしまうかも。
処分の目安を伝えてあげるようにしましょう。

目薬の使い方については>>>目薬のさし方と注意点を解説します【子どもが嫌がる/泣く時の注意点も】にまとめています。

ラキソベロン内用液の計算方法と錠剤換算

ラキソベロン内用液は15滴で1mLになります。

1mLに有効成分ピコスルファートナトリウム水和物が7.5mg含まれている。
そのため、1滴はピコスルファートナトリウム水和物が0.5mgとなる。

 

錠剤に換算すると、ラキソベロン錠2.5mg 1錠 は ラキソベロン内用液 5滴相当になります。

また、1本で150滴使えることになるので、1日5滴で毎日使うなら1本で30日分です。

 

ラキソベロン内用液の滴数(基準)

6ヶ月以下2滴
7~12ヶ月3滴
1~3歳6滴
4~6歳7滴
7~15歳 10滴
成人10~15滴

基本的には、コップ半分ぐらいの水に必要量を滴下して飲ませる薬です。

乳児などで母乳やミルク以外の水分を与えたことがない場合などは口に直接滴下をしても良いですが、口の中に残らないようにするために母乳やミルクの前に使うように指導したほうが良いでしょう。
また、滴数を入れすぎてしまった場合に、減らす方法がないので、注意するようにはしてください。

 

お茶や牛乳などと混ぜても一応問題はありませんが、念の為に、混ぜたら早めに飲ませましょう.
ラキソベロン内用液の効果が出るのは飲んでから8~12時間後とされています。

ラキソベロンについては>>>ラキソベロン(ピコスルファートナトリウム)の味や子どもへの飲ませ方と、下痢や腹痛などの副作用情報にまとめています。

 

今後も自分が使いやすいように追記していきます。
ついでにコレも。という意見があればコメントお願いします。

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