麻黄湯の子どもにもおすすめの飲み方の紹介【味はまずいが工夫次第】

麻黄湯の子どもにもおすすめの飲み方の紹介【味はまずいが工夫次第】

子どもにもインフルエンザ治療に麻黄湯が処方されることがありますが、麻黄湯は飲むのに少し工夫が必要なこともあります。

麻黄湯を子どもに上手く飲んでもらうために、実際に色々な飲み物などと混ぜて試してみました。

麻黄湯の味はまずい【私の感想】

麻黄湯はインフルエンザの際に処方されることもありますが、飲みやすい味とは言えません。

中には美味しいと言う方もいますが、私個人の意見としてはまずいです。

大人の方は我慢すれば飲める範囲の味ではないかと思いますし、我慢できなければオブラートなどを使えば飲めるでしょう。

 

しかし、子どもに対しては「頑張って飲んで」では上手くいきません。

子どもの場合、飲まなければいけない理由を納得してくれないことも多いですし、理解出来る年齢でもどうしても飲めないこともあります。

 

当たり前ですが、飲み薬は飲めなければ意味はありません。

飲みにくい薬を飲みやすくするために工夫することが大切です。

麻黄湯の飲み方【前提条件】

  • 3歳ぐらいの子どもでも飲めること
  • 家に普通にあるもので飲みやすくする方法も検討すること

おすすめの方法があっても、家にあるもので準備出来なかったら直近の一回は困ります。

 

子どもは一度マズイと認識すると次からもなかなか飲んでくれなくなります。

初めて飲ませるときを適当にしてしまうことはおすすめできません。

比較的成功率が高そうな飲み方を探していきます。

 

漢方は匂いも特徴的なので、漢方嫌いの子は匂いもダメな子が多いです。

つまり味と匂いの両方を上手く対策しないといけません。

 

また、麻黄湯の顆粒はそれなりに粒が大きいため、溶かさず飲む場合には半固形もしくはゼリーのようなものと混ぜない限りは存在感が消せずに飲みにくいです。

麻黄湯を飲みやすくする方法の検討

味の検討は私を含め2名で行いました。

体調への影響も考え、間をあけながら数回に渡って味見を行っています。

 

麻黄湯を飲みやすくするために用意したものはこちらです。

甘み追加:砂糖、はちみつ、メープルシロップ
香り追加:バニラエッセンス
家にありそうで使えそうなもの:きな粉、ココア、牛乳、オレンジジュース、ヨーグルト
服薬補助市販品:おくすり飲めたね(ピーチ味)、にがいのにがいのとんでいけ

バニラエッセンスは、子育て世帯に唯一ありそうな香料ということで用意しました。

服薬補助市販品は比較対象として用意してあります。ベストな方法を探すことも大切ですからね。

麻黄湯に一種類だけ混ぜてみた場合の飲みやすさ

 砂糖はちみつメープルシロップきな粉ココア牛乳
×
匂い
 オレンジジュースヨーグルトバニラエッセンスおくすりのめたね
(ピーチ)
にがいのにがいの
とんでいけ
×
匂い

※評価:ほとんどわからない◎、わかるけどそこまで気にならない○、無いより良い△、変わらないー、飲みにくい×
※おくすり飲めたね以外は麻黄湯をお湯に溶かした後に混ぜています。

 

ここまでは散々たる結果です。。

もはやオレンジジュースとか牛乳なんかは何故試そうと思ったのか我ながら不思議です。

 

最も飲みやすくなったのは「にがいのにがいのとんでいけ」を利用した場合でした。

以前から苦いのが苦手なお子さんにおすすめしていたので、一安心でもあります。

 

とはいえ、今回は家にあるものでなんとかしたいと言うのが本音のところなのでこれでは終われません。

組み合わせていくことで、「にがいのにがいのとんでいけ」に負けないものを作ります!!

 

「にがいのにがいのとんでいけ」を試していて、こってりとした甘み、漢方をも紛らわす匂いが大切だと感じました。

ということで、いくつか組み合わせてみました。

 

メインはきな粉とココアの2パターン。

甘み部門の3種類は、一番飲みやすかったはちみつに統一していますが、砂糖やメープルシロップでも代用可能です。

香り部門のバニラエッセンスは引き続き検討です。

麻黄湯に飲み物などをいくつか組み合わせた場合の飲みやすさ

 きな粉+はちみつココア+はちみつきな粉+はちみつ+バニラエッセンスココア+はちみつ+バニラエッセンス
匂い

※評価:わかるけどそこまで気にならない○、無いより良い△

 

この結果から、家にあるもので対応しようとするなら、

きな粉+はちみつ+バニラエッセンスの組み合わせがベストだと思います。

 

きな粉の代用品にココアやヨーグルト、はちみつの代用品に砂糖やメープルシロップなどを使えば、多くの家庭ですぐに対応できるかもしれません。

 

バニラエッセンスは、匂いが気にならないならなくても良いです。

他に家にある香料が思いつかなかったので、バニラエッセンスを選択しましたが、他に良さそうな選択肢があれば情報をお待ちしております!!

麻黄湯の子どもにおすすめの飲み方数パターン

麻黄湯の最も推奨する飲み方

麻黄湯一回分ににお湯小さじ2杯を入れて溶かして、「にがいのにがいのとんでいけ」を一包加えてしっかり混ぜる。

 

これだけで少し苦味のあるチョコレートドリンクになります。

冷蔵庫に半日入れておいても固まらなかったので、多少の作り置きはできると思います。

それでも飲みにくいようなら砂糖小さじ1杯を加えると、苦味がかなり減ります。
※乳製品・大豆にアレルギーのある子には「にがいのにがいのとんでいけ」が使えませんので、ご注意ください。

麻黄湯の飲み方【家にありそうなものを使う場合】

麻黄湯一回分ににきな粉小さじ1とはちみつ小さじ1(代わりに同量の砂糖やメープルシロップでも可)を加えて、お湯小さじ二杯を入れてペースト状にしましょう。

 

この方法では漢方の匂いは残りますが、味は飲みやすくなっていると思います。

バニラエッセンスなどを加えると多少匂いも誤魔化せます。

 

きな粉の代わりにココアやヨーグルトを使っても良いかもしれません。その場合は固まりにくいので、液体状になると思います。

 

漢方薬は味も匂いもバリエーションが多いので一概には言えないですが、他の漢方薬でも同じような方法で対応できるものもあると思います。

今回の記事が麻黄湯が飲めないお子さんへの手助けになりますように。

 

インフルエンザ治療に麻黄湯を使用する根拠については以下の記事でまとめています。

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※なお、今回の記事はけいすけさん(@kei31)からのご支援をいただいております。