ステロイド外用剤の強さ一覧表:単剤・合剤・非ステロイドをランク別に作成【エキザルベやドレニゾンテープも】

ステロイド外用薬のランク別の表はネットで検索すればたくさん出てきますし、色々な薬の本にも載っています。

しかし、私にとって情報が足りなかったり、情報が多すぎたりすることもあります。

 

例えば、エキザルベ軟膏はステロイドの外用薬のランク表に載っていないことが多いですが、成分を見ると明らかにステロイドが入っています。

エキザルベ以外のステロイド含有剤についても、一覧になっていると見やすいですよね。

 

私が働いている薬局に貼るために作成したものです。

文字のままコピペも出来ますので、EXCELなどで編集して見やすいように使っていただいて結構です。

 

表は以下の3種類に分けてあります。

  • ステロイド外用剤(単剤)のランクと代表商品名
  • ステロイド外用剤(合剤)のランクと代表商品名
  • 非ステロイド性抗炎症薬外用剤一覧

ステロイドの強さランクは、日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎治療ガイドライン (2018)を参考の上、 今日の治療薬2018を補足資料として使用させていただきました。

 

一部ランクが書かれていないものは、成分と濃度から判断し、ランク欄に【相当?】と記載しています。

最終判断は自己責任でお願いします。

ステロイド外用剤(単剤)の強さランクと代表的商品名リスト【ドレニゾンテープも】

こちらは調べたら良く出てくる表です。
コムクロシャンプーやドレニゾンテープを表に入れている以外は特に珍しくないと思います。

ドレニゾンテープははっきりと記載されていませんが、Ⅴ群相当で良いと考えています。

ランクステロイド成分名代表的な商品
(一部ジェネリック)
Ⅰ群
Strongest
クロベタゾールプロピオン酸エステル0.05%デルモベート
コムクロシャンプー
ジフロラゾン酢酸エステル0.05%ジフラール
ダイアコート
Ⅱ群
Very Strong
モメタゾンフランカルボン酸エステル0.1%フルメタ
マイセラ
ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル0.05%アンテベート
アンフラベート
フルオシノニド0.05%トプシム
シマロン
ベタメタゾンジプロピオン酸エステル0.064%リンデロンDP
デルマゾールDP
ジフルプレドナート0.05%マイザー
スチブロン
アムシノニド0.1%ビスダーム
ジフルコルトロン吉草酸エステル0.1%テクスメテン
ネリゾナ
酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン0.1%パンデル
イトロン
Ⅲ群
Strong
デプロドンプロピオン酸エステル0.3%エクラー
アロミドン
デキサメタゾンプロピオン酸エステル0.1%メサデルム
デルムサット
デキサメタゾン吉草酸エステル0.12%ザルックス
ボアラ
ベタメタゾン吉草酸エステル0.12%ベトネベート
リンデロン-V
フルオシノロンアセトニド0.025%フルコート
フルオシノロンアセトニド
ベクロメタゾンプロピオン酸エステル0.025%ベクラシン
Ⅳ群
Mild
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル0.3%リドメックス
スピラゾン
トリアムシノロンアセトニド0.1%レダコート
ノギロン
アルクロメタゾンプロピオン酸エステル0.1%アルメタ
ビトラ
クロベタゾン酪酸エステル0.05%キンダベート
パルデス
ヒドロコルチゾン酪酸エステル0.1%ロコイド
アボコート
デキサメタゾン0.1%オイラゾン
デキサルチン口腔用軟膏
Ⅴ群
Weak
プレドニゾロン0.5%プレドニゾロン
Ⅴ群
相当?
フルドロキシコルチド(4μg/cm2)ドレニゾンテープ

ステロイド外用剤(合剤)の強さランクと代表的商品名リスト【エキザルベなど】

ステロイド外用剤(合剤)ランクの表はあまり見かけないと思います。

作っていてわかりましたが、合剤のステロイド含有割合は単剤のものと違うことが多いです。
ランク分けが難しかったため、一部はあきらめています。

 

具体的には、ネリプロクトのステロイドランクの判断です。

ステロイドの成分としてはⅡ群相当ですが、含有割合は単剤(ネリゾナ・テクスメテン)の1/10です。
使用部位を考慮して含有割合を減らしているのでしょうが、判断出来ませんでした。

 

その他にも、エキザルベはⅤ群相当としていますが、日本の基準においてⅤ群が最低ランクになるのでそうしています。

海外の分類を参考にすると、エキザルベはⅤ群よりもランクが弱いステロイドという扱いが適当だと考えます。

ランクステロイド成分名(1行目)
+その他の成分(2行目以降)
代表的な商品
(一部ジェネリック)
Ⅱ群酪酸プロピオン酸ベタメタゾン0.05%
+マキサカルシトール
マーデュオックス
ベタメタゾンジプロピオン酸エステル0.064%
+カルシポトリオール
ドボベット
Ⅱ群
相当?
吉草酸ジフルコルトロン0.01%
+リドカイン
ネリプロクト
ネイサート
Ⅲ群フルオシノロンアセトニド0.025%
+フラジオマイシン硫酸塩
フルコートF
デルモランF
ベタメタゾン吉草酸エステル0.12%
+ゲンタマイシン硫酸塩
リンデロンVG
デキサンVG
ベタメタゾン吉草酸エステル0.12%
+フラジオマイシン硫酸塩
ベトネベートN
Ⅳ群デキサメタゾン0.1%
+脱脂大豆乾留タール
グリメサゾン
Ⅴ群ヒドロコルチゾン1%
+オキシテトラサイクリン塩酸塩
テラコートリル
Ⅴ群
相当?
ヒドロコルチゾン0.5%
+フラジオマイシン硫酸塩
+ジブカイン塩酸塩
+エスクロシド
プロクトセティル
へモレックス
ヒドロコルチゾン0.25%
+クロタミトン
オイラックスH
ヒドロコルチゾン0.25%
+混合死菌浮遊液
エキザルベ
ヒドロコルチゾン0.25%
+大腸菌死菌浮遊液
強力ポステリザン
ヘモポリゾン
ヒドロコルチゾン酢酸エステル1%
+フラジオマイシン硫酸塩
+ジフェンヒドラミン塩酸塩
強力レスタミンコーチゾンコーワ
プレドニゾロン0.3%
+クロラムフェニコール
+フラジオマイシン硫酸塩
クロマイP
メチルプレドニゾロン0.1%
+フラジオマイシン硫酸塩
ネオメドロールEE
ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム0.1%
+フラジオマイシン硫酸塩
眼・耳科用リンデロンA軟膏

非ステロイド性抗炎症薬 外用剤一覧

最近は使用頻度も減っているのではないかと思いますが、非ステロイド性抗炎症薬の外用剤についてもまとめています。

こちらはランク等ありません。
市販の塗り薬には、非ステロイド性抗炎症薬が使われているものもまだ多い印象です。

 

2010年には、欧州医薬品庁から以下の調査結果が発表されました。

  • 非ステロイド性抗炎症薬のブフェキサマクによる接触皮膚炎のリスクが治療上のメリットを上回る
  • アトピー性皮膚炎において、ブフェキサマクによりかえって症状を悪化させる場合がある

これにより、ヨーロッパ全体で該当の外用剤の販売中止勧告が行われ、日本においてもアンダームが販売中止になっています。

 

その他の非ステロイド性抗炎症薬の使用頻度も、以前よりは少なくなっているように感じます。

非ステロイド成分名商品名
イブプロフェンピコノールベシカム
スタデルム
スプロフェンスレンダム
トパルジック
スレンダム
ベンダザックジルダザック
ウフェナマートフエナゾール
コンベック
グリチルリチン酸デルマクリン
ハイデルマート

自由に編集していただいて良いので、上手く活用していただければと思います。

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