ロラタジン(クラリチン)の味や飲み方と眠気などの副作用【ジェネリックも市販薬もあります】

ロラタジン(クラリチン)は3歳ぐらいから使うことのあるアレルギーの薬です。

ドライシロップを中心に、ロラタジンについての情報を書いていきます。

クラリチンは花粉症などのアレルギー性鼻炎や蕁麻疹などに使う薬です。

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒、が適応とされています。

クラリチンには以下の種類があります。

  • クラリチンレディタブ錠10mg
  • クラリチン錠10mg
  • クラリチンドライシロップ1%
ロラタジンの目安量
3歳以上
7歳未満
ドライシロップ0.5g
7歳以上
成人
ドライシロップ1g
錠10mg
レディタブ錠10mg

※3歳未満の幼児等に対する安全性は確立していないとの記載があります。

レディタブ錠はすぐに溶けますが、水もしくは唾液で飲み込んで下さい。

ロラタジン(クラリチン)ドライシロップの味は?飲み物や他の薬と混ぜても良い?

クラリチンドライシロップはわずかに甘みを感じる薬です。

指導せんには、「スポーツドリンクや乳酸菌飲料と飲めと苦くなることがあります」との記載があります。

果汁のジュースとの相性は特に悪くなかったと私は感じましたが、念の為に控えても良いかもしれません。

飲み物との相性はこちら>>>薬と飲み物などの相性一覧表と、味や飲みあわせなどの注意事項【苦味の強さも比較しています】

他の薬との配合変化表がクラリチンのインタビューフォームに記載されています。
ここでは割愛しますが、飲む直前に混ぜるのであれば、他の多くの粉薬と混ぜて飲んでも特に問題はなさそうです。

 

ジェネリックのロラタジンドライシロップは、6社から発売されています。

ロラタジンDS1%「サワイ」しか味がわかりませんが、こちらも飲みやすい粉薬です。

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ロラタジンの眠気などの副作用と過量投与

ロラタジンの副作用

〈成人〉
製造販売後調査(使用成績調査及び特別調査)では7,049例中110例(1.6%)に副作用が認められた。主なものは,眠気52件(0.7%),腹痛 7 件(0.1%),口渇 6 件(0.1%),便秘5 件(0.1%)であった。 [再審査終了時]
製造販売後臨床試験では104例中 5 例(4.8%)に副作用が認められた。主なものは,眠気 2 件(1.9%)であった。 [再審査終了時]
〈小児〉
特定使用成績調査では774例中 6 例(0.8%)に副作用が認められた。主なものは,発疹 2 件(0.3%)であった。 [再審査終了時]
製造販売後臨床試験では157例中 6 例(3.8%)に副作用が認められた。主なものは,白血球増多 2 件(1.3%)であった。 [再審査終了時]
引用:クラリチンドライシロップ添付文書

アレルギーの薬なので、眠気の副作用の報告はありますが、過度に眠気に注意する必要はない薬の一つです。

海外データですが、パイロットのフライトシュミレーション試験40例の結果、プラセボと有意差がなかったとされています。

眠気及び運転・機械操作能力に対する影響
ロラタジン服用後の諸動作はプラセボ服用時と類似し、ロラタジンの運転・機械操作能力に対する影響は認められなかった。
引用:クラリチンインタビューフォーム

眠気以外の副作用は、腹痛・口の渇き・便秘などの報告がありますが、全て1%以下とされています。

また、てんかんの既往歴のある患者さんに使用した際に、てんかん発作があらわれたという報告もあるので、使用に際しては十分な問診を行うこととされてます。

ロラタジンの過量投与のデータ

過量投与
徴候、症状:海外において、過量投与(40mgから180mg)により眠気、頻脈、頭痛が報告されている。
処 置:一般的な薬物除去法(胃洗浄、活性炭投与等)により、本剤を除去する。また、必要に応じて対症療法を行う。なお、本剤は血液透析によって除去できない。
参考:クラリチンインタビューフォーム

海外でもクラリチンは同じ量(10mg/日)で使用されているようですので、通常の4倍~18倍の服用量で、眠気、頻脈、頭痛などの報告があるようです。

間違えて2回飲んでしまったとしても、過度な心配は要らないかもしれません。
どうしても心配なようなら、受診も検討しましょう。

ロラタジンの相互作用(飲みあわせ)

ロラタジンの添付文書には、併用注意の薬として、エリスロマイシンとシメチジンの記載があります。
CYP3A4や2D6という薬物代謝酵素による影響を強く受けます。

インタビューフォームを参考に、表を作成しました。

併用薬nロラタジン活性代謝物(DCL)
CmaxAUCCmaxAUC
エリスロマイシン
(500mg 1 日 3 回)
22+53%+40%+61%+46%
シメチジン
(300mg 1 日 4 回)
24+121%+103%+5%+6%
ケトコナゾール
(200mg 1 日 2 回)
23+223%+307%+67%+73%

ロラタジンにも効果はありますが、活性代謝物のほうが効果が大きいとされています。

強くCYP3A4やCYP2D6を阻害する薬との併用は控えたほうが良さそうです。

添付文書の併用注意に記載はないですが、イトリゾールやクラリスロマイシン、グレープフルーツなどは影響も大きくなりそうです。

しかし、多少の過剰投与による影響がそこまで大きくなさそうなことは先程説明したとおりです。

 

CYP3A4について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ>>>グレープフルーツと薬の飲みあわせが悪い理由と、注意すべき柑橘一覧

CYP2D6の代謝は個人差が大きく出るので、人によって効き方に違いを感じやすいかもしれません。

 

子どもに使える薬ではありませんが、「デザレックス」という薬なら相互作用などの心配が少ないです。
クラリチンと比較すると薬価も高く、効果に大きな差があるとは考えていませんが、併用薬などを考慮しするとデザレックスの方が使いやすい場合もあるでしょう。

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クラリチンにはジェネリックも市販薬もあります。

クラリチンにはロラタジンという商品名でジェネリックもあります。
医療費削減にご協力下さい。

また、病院に行く時間が無い方などは、市販薬も検討しましょう。

クラリチンの市販薬「クラリチンEX」は要指導医薬品に分類されており、2019年3月時点では、薬剤師による対面販売しかできません。
Amazonなど、ネットで買うことは出来ませんのでご注意ください。

また、クラリチンEXは15歳以上にしか使えませんので、お子さんに使う場合は受診するしかありません。

 

アレグラやアレジオンなどの市販薬も、子どもに使える商品がありません。
子どもに使える市販の抗ヒスタミン薬が、第一世代のものばかりなのはあまりよろしくないと考えています。

子どもは医療費が無料の場合も多く、売上は少ないのかもしれませんが需要はあると思います。
どこかが作ってくれるのを希望しています。

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