子どものうんちの色について【赤・黒・白色に注意|薬の影響や、ロタなどの可能性も】

赤ちゃんのうんちってたまにびっくりするような色が出ることがありますよね。

私も子どもの濃い緑色のうんちを見てびっくりしたことがあります。

 

胃腸炎になって、まっしろな下痢が出たときも結構衝撃でした。

うんちが変わる原因などを知識では知っていても、実際見るとびっくりしてしまいます。

 

あなたのお子さんのうんちの色が変わった時に、慌てないようにと思いまとめました。

子どものうんちの色【緑は大丈夫、注意すべきは、赤・黒・白】

うんちの色を見ることは、異変を言葉で伝えられない子どもの状態を判断する一つの手段です。

普段から小さい子のうんちの色は観察しておくようにしましょう。

 

普段と違う色だったとしても、茶色~黄土色のうんちや、緑っぽいうんちはそんなに心配いりません。

生後2ヶ月頃までは、明るい黄土色のような色も珍しくありません。

胆汁が酸化したり、食事の種類によっては緑色のうんちが出ることもあります。

 

注意して欲しいのは、赤・黒・白の便が出たときです。

赤・黒・白のうんちがでる背景には、病気が隠れているかも知れません。

赤・黒・白のうんちが出る原因【セフゾン・リファンピシン・鉄剤・ロタなど】

病気が原因の場合もあれば、薬や食べ物が原因になることもあります。

うんちに未消化の食べ物が混じることは珍しくありませんが、時には薬の残りカスが混じることもあります。

赤い
うんち
大量の血がついたうんちの場合、腸から出血していることが考えられます。
少しの血の場合は、切れ痔のような状態かもしれません。
イチゴジャムのような便が出る場合は、腸重積の可能性があります。
嘔吐や大泣きが続くなら受診しましょう。セフゾン(セフジニル)や、リファンピシンなどの薬飲むと、赤みがかった便が出ることがあります。セフゾンは子どもが飲むことも珍しくありません。ちなみにおしっこの色も赤くなることがあります。
黒い
うんち
胃などで出血があると、血が酸化して黒いうんちになります。
鉄剤を飲んでいる場合も、黒いうんちになります。
白い
うんち
胆道閉鎖症に注意が必要です。
白目や皮膚が黄色っぽくなるようなら受診して下さい。嘔吐もある場合は、ロタウイルスの可能性があります。
脱水になりやすいので、受診も検討して下さい。

 

特に思い当たる理由もなく変なうんちが出て受診する時は、スマホで写真を撮って病院で診てもらうと良いでしょう。

白っぽいうんちが出たら【便色カード】で判断しよう!

【便色カード】を使って実際のうんちと見比べれば、胆道閉鎖症の疑いがあるかどうかを判断出来るようになっています。

【便色カード】は、2012年以降の母子健康手帳に掲載されていると思います。

 

文章で色が書かれていてもなかなか判断がつかないこともあります。

はっきり色が判別できるのは役立ちます。

 

知人の話ですが、真っ黒なうんちが出て慌てて相談したら、前日にイカスミパスタを食べていたそうです。。

【聞いたことがあるかどうか】だけでも、最初の対応は変わるかも知れませんね。

便の色が変だとしても、少しだけ、最近何か変わったことをしてないか考えてみても良いかもしれません。