肘内障になりやすい年齢・治し方・我が子の体験談【子どもの手を強く引っ張らないようにしましょう】

「肘内障」ってご存知ですか?

うちの子も一度肘内障になったことがありますが、凄く痛がっているのに原因がわからず凄く心配しました。
子どもにはよくあることですので、知識を持っているだけで安心につながることもあると思います。

  • 肘内障なりやすい年齢
  • 肘内障の診断と治療
  • うちの子が肘内障になった時の体験談

肘内障に関する上記の内容を中心に書いていきます。

肘内障について【なりやすい年齢は?再発する?大人もなる?】

子どもの手が強く引っ張られたり、強く手をついた時などに、ひじ関節が亜脱臼して起こります。

大人と手をつないでいる時などになりやすいです。
よく起こりうることのようですが、かなり痛みは強いようで、大泣きして手を動かさなくなります。

 

腕を少しでも動かすと痛いようで、うちの子はひじを治してもらうまでずーっと泣いていました。

肘内障は6歳未満の年齢の子どもが多く、1~3歳の年齢の子どもが特になりやすいようです。
再発率は5%ほどです。

繰り返す子もいるようですが、成長すると自然となりにくくなります。

8歳~10歳ぐらいになるとほとんど肘内障にはならなくなりますが、ごく稀に大人でもなることがあるそうです。

肘内障の診断 【基本的にレントゲンは必要ない】

受傷時の状況と、肘をやや曲げた状態で下げたままにして、痛がって動かそうとしないことから、肘内障を疑います。
骨折や脱臼との鑑別のために、X線(レントゲン)検査で骨や関節に異常がないことを確認することもあります。
引用:日本整形外科学会ホームページ

肘内障の疑いが強い場合は、基本的にレントゲン検査は必要ないそうです。
うちの子のときもレントゲンはしていません。

腕を下げていればあまり痛くないそうですが、手を上げようとしても痛みが強くて上手く出来ません。

肘内障の治し方 → 整復のみで対応できることも多い

肘内障の治し方は、亜脱臼している部分を整復するだけで治ることが多いようです。

うちの子のときも、整復のみで治してもらいました(10秒ぐらいだったと思います)。

 

ひじ関節を押さえて、手のひらが上向きになるように折り曲げると治ります。
その時に、「コキ」っという音がはっきり聞こえます。

 

ひじを上げるだけでも痛いので、その瞬間は痛みがあります。
うちの子もギャーギャー泣いてましたが、ひじが元の位置に戻ると痛みがなくなりました。

 

それを見て、「自分でネットで調べて、処置をすれば良かったかも?」とも思ってしまいましたが、骨折や他の原因かどうかをしっかり調べてもらうためにも、小児科や整形を受診するようにしましょう。

うちの子が肘内障になった時は、軽度な骨折を疑って肘内障と判断も出来ませんでしたし、自分で整復するのも怖いです。

うちの子が肘内障になった時の経験【バンザイできる?】

夕食後にソファーで遊んでいた時に、急に肘のあたりを痛みだして手を動かせなくなりました。
夜間だったので受診するかどうかもかなり迷いました。
それでも全然回復する様子がないので、打ち身のたぐいではなく骨の問題だろうと判断して救急に受診。

 

夜間救急なのでかなり待ち時間がかかって、1時間以上は待ったと思います。
軽く問診の上、ひじのあたりを触ることで数分で「肘内障」と診断。
ひじを整復する瞬間は痛かったようで大泣きでしたが、10秒ほどですぐに治してしてもらいました。

 

治してもらってからもしばらく泣いてましたが、先生に「もう痛くないと思うんだけどな?」と言われて泣き止みました。
言われて初めて痛くないことに気づいたようです(かわいい

 

数分説明を受けてから、先生に「バンザイできる?」と聞かれ、難なくバンザイが出来たので無事治療完了となりました。

たまたまその時の救急当番だった先生が、整形專門の先生だったものあってか、かなりスムーズに治療してもらえました。

 

一度経験したので、次からは少し落ち着いて対応できると思います。
繰り返さないと良いんですけどね。

同じような状況になったお子さんと、その保護者の方にとって参考になれば嬉しいです。
基本的には、小児科や整形を受診するようにしてくださいね。