ザイザル(レボセチリジン)シロップの味や飲ませ方と眠気などの副作用【ジェネリック熱望してます】

ザイザルシロップは、小さいお子さんの鼻炎などで良く使われています。

基本的に飲みやすいシロップですが、わずかに苦味もあるので、嫌がるお子さんもいます。

7歳からはザイザル錠も使えるようになります。
保護者からの相談の多い、味や飲ませ方、眠気などの副作用情報をまとめます。

ザイザルシロップの味と飲ませ方 わずかに苦味あり

ザイザルシロップはとても甘いですが、後味には苦みも残ります。
その苦味のせいか、飲むのを嫌がるお子さんもいます。

 

シロップ剤の苦味をごまかすのはなかなか難しいですが、砂糖やきな粉を混ぜたら多少は飲みやすくなると思います。
「どうしても飲めなかった」と言われたこともないので、そこまで心配しなくても良いかもしれません。

 

ザイザルシロップは多少の苦味はありますが、同じく生後6か月から使えて、比較されることの多いアレグラドライシロップよりは飲みやすいです。
飲みやすさ基準で考えるなら、ザイザルのほうが無難な選択肢だと考えます。

※ザジテンドライシロップも生後6か月から使えるので比較されることはありますが、眠気の副作用などが出やすいので、あまり多くは使われていない印象です。

 

ザイザルシロップに限りませんが、シロップには糖分が多く含まれているので、雑菌の繁殖には注意しましょう。

シロップも含めた薬の適切な保管方法については>>>薬の適切な保管方法と、保管できる期間の目安【温度・光・湿度・汚染に注意】をご覧ください。

ザイザルの副作用 眠気や倦怠感、口の渇きなど【下痢も聞きます】

ザイザルの副作用として特に注意すべきは【眠気】です。

ザイザルの添付文書にも以下のような記載があります。

眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。

 

ザイザルは他の第2世代抗ヒスタミン薬よりも眠気が出にくいと言われることもある薬です。

ただし、以下のシステマティックレビュー(かなり信頼性の高い報告)を読む限りでは、特別眠気が出にくいとは考えていません。

こちらのシステマティックレビューをまとめると、以下のような結果となっています。

レボセチリジン(ザイザル)は、

プラセボ(偽薬)と比較すると、リスク比1.67倍の鎮静作用
第1世代の抗ヒスタミン薬と比較すると、鎮静作用が少ない
第2世代抗ヒスタミン薬と比較すると、鎮静作用は特に変わらない

 

その他にも、倦怠感、口の渇き、吐き気、頭痛などは比較的起こりやすい可能性がありますが、添付文書情報や使用した人からの聞き取りでも、そこまで頻度は多くなさそうです。

「ザイザルを飲んでから下痢をするようになった」と言われることもありますが、添付文書上では下痢の頻度は0.1%未満となっています。

ザイザルシロップを長期間続けた場合の安全性は?

アレルギーなどがある場合、ザイザルシロップを長期間続けることもあります。
保護者の方の多くは、ザイザルを長期続けた場合の安全性(主に成長への影響)を気にされていることが多いです。

 

そこで、ザイザルの長期投与時の安全性について調べた研究を一つ紹介します。
Safety of levocetirizine treatment in young atopic children: An 18-month study.

 

入院時に12~24か月のアトピーの子どもを、255人づつザイザル服用群とプラセボ(偽薬)服用群にランダムに振り分けて、1日2回18か月間投与しています。

その結果、身長、体重、発達、血液検査、生化学検査において、有意な差はなかったと結論付けられています。

ザイザルを子どもに長期服用した場合も、過度な心配は要らないと考えます。

ザイザルにはシロップと錠5mgの2種類あります

ザイザルには、「ザイザルシロップ」と「ザイザル錠5mg」の2種類があります。

飲む量は基本的には年齢によって変わります。
以下の表に1回量をまとめます。

一回量
年齢用法成分量
として
ザイザル
シロップ
ザイザル
錠5mg
6か月
~1歳未満
1日1回1.25mg2.5mL適応なし
1歳以上
7歳未満
1日2回
朝食後と就寝前
1.25mg2.5mL適応なし
7歳以上
15歳未満
1日2回
朝食後と就寝前
2.5mg5mL0.5錠
成人
(15歳以上)
1日1回
就寝前
5mg10mL1錠

年齢以外にも、腎機能に応じた用量調節が必要な薬です。

高齢の方などは、1回1錠では多いことも珍しくありません。
(目安としては、クレアチニンクリアランス80未満で1回0.5錠です。)

ザイザルのジェネリックは国内未発売ですが、2.5mL/包と2.5mg錠を熱望!

ザイザルのジェネリックは海外ではすでに発売されています。
2019年2月時点ではまだ日本では発売されていませんが、そこまで先のことではないと考えています。

 

ザイザルシロップはチャイルドロック付きの200mLボトルで、海外ではそのボトルのまま渡すことが多いです。
日本ではあまりボトルのまま渡す文化がないので、ただ使いにくいだけという印象です。

ちなみに、200mLは20~80日分相当です。
長期で服用することももちろんありますが、日本では7日分以下の処方が多い印象があります。

 

ザイザルシロップのジェネリックは、2.5mL/包があると嬉しいです。

持ち歩くのも便利ですし、汚染リスクもほとんどないですからね。

 

また、ザイザル錠は2.5mgがないので15歳以下のお子さんや、腎機能が悪い人に処方する場合は、5mg錠を割らないといけません。
半錠を作ると汚染のリスクが増えますし、湿気対策という面でも良くありません。
作業に時間がかかるので、患者さん側と薬局側両方にとってデメリットになります。

ジェネリックは是非2.5mg錠を作って欲しいですね。

 

ザイザルに限りませんが、第2世代の抗ヒスタミン薬は高価です。

医療費と患者さん負担を減らしつつ、メリットのあるジェネリックの発売を待ち望んでいます。