ステロイド外用薬の副作用やよくある誤解・適切な塗り方など

ステロイド外用薬の副作用やよくある誤解・適切な塗り方など

以前よりかなり減ったきた印象ではありますが、塗り薬をお渡しする時に【ステロイド】であることを伝えると、心配されたり嫌がられることもあります。

ステロイド外用薬は適切に使えば、副作用もほとんど気にすることなくしっかり症状を抑えられる薬です。

 

ちなみに、夏場にかなりの量販売されている「液体ムヒ」にもステロイドが入っているのはご存知ですか?

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たまにこの話をすると驚かれることがあります。

 

このように、ステロイド外用薬は割と身近にあり気にせずに使っていることがあるので、極端に身構える必要はありません。

ステロイド外用薬に対する誤解や、過度な心配を減らす参考になればと思います。

ステロイド外用薬の副作用とよくある誤解

ステロイドとは、あなたの体内でも作れらている【ステロイドホルモン】を基にして作られた薬です。

飲み薬や吸入薬、塗り薬、注射剤など色々あります。

 

飲み薬や注射のステロイドは症状によってはとても効果的ですが、適切に使わなければ全身性の副作用が問題になることもあります。

一方、吸入ステロイドやステロイド外用薬の場合、全身に届く薬の量はごくわずかなので、適切に使えていれば塗った部分以外への副作用を心配する必要はほとんどありません。

 

ステロイド外用薬の場合、副作用が出たとしても【塗った場所だけ起こる軽度な副作用】ですし、その副作用のほとんどは一時的に起こっているもので、適切に対処すれば治ります。

症状に合わせた適切な強さのステロイドを使っていない場合は、問題になることもあると思います。

自己判断で、体に塗っていたステロイドを顔に使ったりするのは控えましょう。

 

例外として、ステロイドによって皮膚にシワのような線ができた場合は治りにくいとされますが、定期的に医師に診てもらうことで軽度な状態で止めることも可能でしょう。

アトピーなどで長期的に使用する場合は、定期的に受診することが大切です。

 

良く誤解されている副作用として、【ステロイドを続けていると皮膚が黒ずむ】と言われることがありますが、皮膚が黒くなるのは【皮膚の炎症】が原因です。

ステロイド外用薬を適切に使うことでむしろ減らせるものです。

 

他にも、血圧が上がる・顔や身体がむくむなどの副作用は、塗り薬で起こることはまずありません。

「ステロイドは怖い」という情報に触れることもあるかもしれませんが、色々誤解の混じった情報も多いです。

信頼できる専門家に相談するようにしてください。

ステロイド外用薬の塗り方など【適切に使うために】

ステロイド外用薬は、適切な強さのものを適切な量塗ることが大切です。

状態に応じて、塗る回数を変えることもあるでしょう。

いずれかの前提が崩れれば当然、【副作用のリスクが上がる】か、【期待している効果が得られない】ことになります。

適切なステロイド外用薬の選択

ステロイド外用薬の強さは5つに分類されています。

そこから、以下のような内容を考慮し、適切なステロイドが選択されます。

  • 症状の強さ
  • 塗る場所
  • 子どもに使う場合皮膚が薄いことを考慮して一つ下のランクを選ぶ

 

どの場所に塗るのかで、ステロイドの吸収率は大きく変わります。

首から上に塗るのか、手に塗るのかでも薬を変えたほうがいい場合もあります。

ステロイドのランク

ステロイド外用薬のランク別の表はネットで検索すればたくさん出てきますし、色々な薬の本にも載っています。しかし、私にとって情報が足りなかったり、情報が多すぎたりすることもあります。 例えば、エキザルベ軟膏はス[…]

ステロイド外用剤の強さ一覧表【単剤・合剤・非ステロイドをランク別に作成】

 

ちなみにドラッグストアなどで買える塗り薬の強さは Strong~Weak までです。

Strongest:最強」って分類はわかりやすくて良いんですけど、名前で恐怖感あたえている気がするのは私だけですかね?

ステロイド外用薬を塗る量

ステロイドを塗る量は、FTUで考えるとわかりやすいです。

ステロイド外用薬や保湿剤では目安としてFTU(フィンガーチップユニット)を使います。軟膏の場合、FTUは大人の人差し指の一番先から第1関節に乗る量で、約0.5gに相当します(チューブの穴の直径が5mm程度の場合)。これを1FTUと呼び、大人の手のひら2枚分くらいの面積に塗ることができます(体表面積の約2%)。
ローションの場合は、1円玉大が1FTUとなります。
参考:maruhoホームページ 

こちらのサイトでは、ステロイド外用薬の体の部位別吸収率や、1FTUが視覚的に理解しやすいです。

是非一度確認してみてください。

ステロイド外用薬の適切な塗り方

きれいな手で優しく塗り拡げましょう。

強くこすると皮膚のバリア機能を弱める原因にもなります。

 

同じ理由で、お風呂で身体を洗う場合も固いもので強くこすらないほうが良いでしょう。

石鹸をしっかり泡立てて、優しく洗うようにしてください。柔らかいスポンジか手のひらで洗えば良いでしょう。

泡が残らないようにしっかり洗い流すことも大切です。

また熱いお湯も皮膚の刺激になります。

 

塗る回数は医師から支持された回数をしっかり使うようにしてください。

良くなったら回数を減らしていくなどの指示もあれば、忘れないようにしましょう。

ステロイド外用薬の副作用と適切な塗り方まとめ

ステロイドは体内でも作れらている【ステロイドホルモン】を基にして作られた薬です。
外用薬の場合、適切に使っていれば、副作用はそこまで心配する必要はありません。
適切な量を、適切な場所に塗ることが大切です。
症状に応じて塗る回数が変わることもあります。
医師・薬剤師の指示通り使うようにしましょう。それでも心配があるようなら相談してください。

 

ステロイドがあれば全て解決とはなりませんが、上手に使用すれば効果的です。

アトピーなどで長期間使用する場合には、専門の先生にしっかり診察してもらいながら上手く付き合っていきましょう。

 

以下の書籍は、小児アレルギー科医の先生が書かれているアトピーの書籍です。

マンガ部分も多く、とても分かりやすい内容になっています。

 

保湿剤の塗り方などについてはこちらを参考にしてください。子どもの保湿はとても大切です。

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