小さい子どもの尿検査って本当に大変ですよね。
保育園での定期検査や3歳児検診の時に尿を取ってくるように言われますが、おむつが外れるまでは、なかなか採尿が難しい子が多いのではないでしょうか?
我が家もそうでしたが、何度も何度も採尿に失敗して、心折れる保護者の方もおられると思います。
簡単にストレス少なく子どもの採尿をするために、「ウーリンコレクター」などの小児用採尿バッグの使用をおすすめします。
「ウーリンコレクター」はドラッグストアや薬局で販売しているところはほとんどありません。
小児科では売ってくれるところもあるかも?
皆さんのお住まいのお近くにあればそれが一番ですが、無いことも考えて別の採尿方法もご紹介しますので、一緒にご覧ください。
小児用採尿バッグ【ウーリンコレクター】の使い方:いつ着ける?
ウーリンコレクターなどの小児採尿袋は、しばらく着けておけば勝手に尿が溜まってくれる便利な製品です。
ただし、あまり長時間着けたままにしておくのは不快感の原因にもなりますし、衛生的な問題もあります。
自分が同じような状況で放置されていると思うとその不快感は想像できると思います。
着けたままにする時間は最小限にしておきましょう。
※例えば、寝る前から朝まで着けておくのはやめましょう。
着けるタイミングのおすすめは朝起きてからです。
起きた後に一度おしりふきなどできれいにふいた後にウーリンコレクターをおむつの中に着けましょう。
黄色い部分を剥がすと粘着テープになっているので、そのまま着ければOKです。
男の子と女の子では着け方が異なるのでご注意ください。
小児用採尿バッグ:男の子・女の子の着け方と外すタイミング
小児用採尿バッグ:男の子の着け方
男の子の場合は、タマも一緒に入れてあげると上手に採尿できます。
汗ばんでいる場合などは剥がれやすくならないように、タオルなどで拭いてから貼るほうが良いでしょう。
小児用採尿バッグ:女の子の着け方
女の子の場合は、全体をかぶせるように着けてあげましょう。
女の子のほうが着けにくいです。
子どもの肌に直接貼るものなので、粘着力は少し弱めで剥がれやすいです。
念のため、ガーゼなどを貼る用のサージカルテープなどで剥がれないように補強をしても良いかもしれません。
着けた後少し時間を空けてから確認して、おしっこが出ていたら外して提出用の容器に移したら終わりです。
上手に貼れたら、かなり簡単に採尿することができます。
最大の問題はあまり売ってるところがないということです。
小児用採尿バッグはAmazonなどでも買えます
小児用採尿バックは、保育園・小児科・薬局などで販売しているところもありますが、なかなか身近では手に入りにくいです。
とはいえ子どもの採尿で困ることは多々あります。
どうしても手に入れたい場合は、Amazonや楽天などで買うのも一つの手です。
ただし、Amazonや楽天などで買う場合は、ちょっと余らせる量になってしまいます。
余った分は次回のために取っておけば良いですし、もう必要なさそうであればママ友さんにあげたら喜んでもらえると思います。
【小児用採尿バッグを使わない方法】ラップとコットンを使う
小児用採尿バッグは便利だけど手に入りにくいので、家にあるもので代用するのも一つの手です。
※ただし成功率は下がります。
おむつの中にラップを敷いて、その上に清潔なコットンを置いてください。
コットンの量が少なすぎるとあまり量が吸えないかもしれません。
すき間なくラップを敷くとオムツから尿もれしますし、あまりに少ないと上手くコットンに染み込まない可能性があります。
このように量のバランスが難しいので、採尿したい日の前日に一度試してみても良いかもしれません。
コットンがない場合はティッシュでも不可能ではないですが、コットンの方が水分の吸収がうまく出来ると思います。
この方法を使う場合も、可能な限り短時間の使用に留めましょう。
おむつの中に長時間ラップが入っていると蒸れますし、かぶれの原因にもなりかねません。
寝る前からラップを仕込まない方が良いのではないかと考えます。
小児用採尿バッグ+ラップ&コットンの両方組み合わせるのもあり
小児用採尿バッグで失敗する可能性も考えて、小児用採尿バッグ+ラップ&ガーゼという方法もあります。
ここまですればまず上手くいくでしょうが、子どもの不快指数もかなりのものだと思います。
この場合も、できるだけ短時間の使用で済むようにしてあげたいですね。
具体的には、朝起きて一度オムツをきれいにしてからすぐに設置して、朝食と一緒に水分をいっぱいあげてください。
子どもはそんなに多くおしっこを貯めておけないので、多めに水分を飲ませてあげればおしっこも出やすいです。
小児用採尿バッグの使用で、採尿へのストレスが少しでも減ると嬉しいです。
ちなみに、採尿の準備をしている状態で大をした場合には片付け含めて大変なことになりますが、笑って諦めてください(^^)
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